白馬八方尾根スキー




 報告者   :  北村正博 
 山行名 白馬八方尾根スキー
 ルート リーゼンスラローム・セントラル・パノラマ・スカイライン・北尾根コース
 山行日 2012114()16()  天候 雪・曇り一時晴れ
 参加者

リーダー:北村正博   サブリーダー:内匠美佐子

男性:上角、鈴木、徳田()、中島            

女性:上杉、長野、姫嶋            

合計:9名
 コース概略図
@ リーゼンスラローム A セントラルコース  B パノラマコース  C スカイラインコース  D 北尾根コース
 山行報告

14()

6:30京田辺 … 12:10白馬駅(昼食) 13:50 スキー 16:45 … リゾートハウス萠愛()

今回の企画は、ゲレンデスキーを山の企画として少しでも定着させたい意図もあり、予め希望者をつのり、日程調整を行った。結果9名の参加者となり、車2台での山行となった。車山行が少なくなった中、車山行規定を遵守し、雪道への対応等に注意を払った。途中1台が道を間違えるハプニングもあったが、雪道はほとんど無く無事白馬に到着。昼食とアフタースキーの調達を済ませ“萠愛”へ。時間があまり無いので、早々にスキーウェアーに着替え、徒歩3分程の国際ゲレンデへ向かう。 今日は土曜日だというのにゲレンデはガラガラだ。まずはリフトを乗り継いで標高1400m兎平まで登る。晴れていた天候も上に行くにつれて曇り、ガスがかかり風も強い。とりあえず緩斜面で足慣らし。皆さんそれぞれ気持ち良くシュプールを描いて行く。ガスで視界が悪いのと、コースが把握できていないので、無理をせず、全員そろって下山できるように心掛けた。

そんな心配をよそに全員(一人は個人調整)元気いっぱい、リフト終了の16:30までとことん滑りきった。

15()

7:00起床・朝食 … 8:40 スキー 16:45 … リゾートハウス萠愛()
今日も朝から曇りがちの天気だ。天気予報を見てもそんなに良くなる感じはない。しかし、皆やる気満々。昨日と同様、国際ゲレンデから兎平まで登るが、やはり兎平より上はガスって風も強い。ここはガスと風が治まるまで兎平より下のゲレンデを滑ることにする。昨日と違ったのは、T氏は膝の様子を診ながらマイペースで調整。S氏はスキー学校に入ることにした。12時に『うさぎ平テラス』集合で別行動となる。今日もリフト待ちをすることも無い。流石にゴンドラ(アダム)だけは少し並ぶことになるが、大した事はない。ガスが切れたのを見計らって黒菱(標高1680m)まで登ることにした。しかし、時々ブリザードが吹きつけ、リフトが幾度も止まる。期待していた標高1830mの八方池山荘までのリフトは休止状態だ。そんなことがあっても、いつしか全コースを楽しんでいた。ところがアクシデントが起こった。U氏の靴底が割れたのだ。私も経験したことがあるのだが、強化プラスティックと云えども長年使っていることによる金属疲労のようなものだ。運良くゴンドラを降りた所だったので、一人ゴンドラで引き返すことと相成った。
3時にティータイムを摂り、今日も16:30まできっちり滑ることになる。帰ってからもお楽しみが待っていた。 温泉にゆっくり浸かり、自家製野菜とボリュームたっぷりの夕食で乾杯!後は暖炉を囲み二次会へ。今日はオーナーの講演会。白馬(代馬)・安曇野の話で最後の夜を楽しんだ。

16()

  6:30起床・朝食 … 8:10 スキー 12:00 (昼食) 13:25白馬駅 … 19:40京田辺

あっという間の三日間。今日は起床を早め、最後のスキーを楽しんだ。昨日の夜に少し雪が積もり、誰も滑ってない新雪のゲレンデにシュプールを描く。最高に気持ちがいい!めまぐるしく変わる天候の中、願いが通じたのか、ついに鹿島槍 から白馬三山の後立山連邦が間近に、そして上信越の山々がその白銀に輝く勇姿を現してくれた。(残念ながら、別行動の為この景色に出会えなかったメンバーには申し訳ない。)白馬を離れる前に、美味しいそば屋「こいや」を紹介してもらい帰路に就いた。

参加して戴いた皆さん、有難うございました。
 白馬八方尾根スキーは最高!
 姫島百合子
 

114()116()にかけて白馬八方尾根スキーに参加しました。白馬は昨年夏山以来です。(雨が3日も続き足元の土砂が崩れる中,鑓温泉にやっとのことで着いたことや,鑓温泉の人の優しい対応が嬉しかった事を思い出していました。) 

2台の車に9人が分乗して出発しました。当日は午後券を購入しましたが、今は機械に当てるとゲートが上がります。(カルチャーショック!)当日と翌日はうさぎ平テラスを集合場所として、北村さんをリーダーに様々なコースを順番に滑り(私は転びました)3日目は自分が行きたいコースで12時にホテルに集合でした。12日目は吹雪もありましたが、ようやく3日目に白馬三山が望め皆感激でした。(3名は来年に期待!) 数多くのリフトやゴンドラが完備されていて初級〜上級まで十二分に楽しめる歴史ある素晴らしいスキー場です。リフト上からは幻想的な白い花が咲いたような絵のような世界が広がっています。又、山々は手前から藍色、青色、白銀と色を変え私たちの目を楽しませてくれました。ホテルの食事は有機栽培の美味い米と、家族の為に作るような心尽くしの美味しい料理でした。ピッチャーの生ビールのおいしい事! 又、夜は暖炉の周りでワインを傾けながらオーナーの話を聴きました。

○安曇野と呼ばれる海人が戦争で終われて住んだところが安曇野となった。

○原発の事故後外国人の姿がパッタリ減ったこと。(こんなところまで影響しています。)

○ダケカンバの木は雪にうずもれているが急に立ち上がり危険で、根元の曲がったところは楽器に使われます。

○薪は山から切り出して1年近くかかることや、ホウの木やミズナナは火持ちが良いがアカマツなどの針葉樹はすぐに焼えて釜まで痛めてしまいススも大量に出ること。

○雪解けで山に現われる絵を今も農家の人は農作業の目安としていること。

※御陵(四ツ菱)四月上旬頃に五竜岳に出現

※代掻き馬五月上旬頃に白馬岳・大日岳に出現

※鶏四月下旬白馬乗鞍岳に出現 

帰りはビリッと涙ぐむほどのワサビそばに舌太鼓を打ちました。手打ちそばの美味しかったこと。楽しく充実した3日間でしたがスキーが下手で迷惑かけてごめんなさい。
     
白馬三山をバックに勢揃い  サアー滑るぞ!!!   
 
 腹が減ってはスキーは出来ぬ
     
 暖炉を囲んでアフタースキー 楽しいねー  オーナーの話に耳を傾ける
  写真提供 : 北村さん